【マスヤグループ本社様】DX事始めには情報のデジタル化が欠かせない

現場KAIZENインタビュー更新のお知らせです!

今回は、西日本にお住まいの方にはおなじみ「おにぎりせんべい」を作っているマスヤ様(三重県伊勢市)の神山様、竹内様中西様、北川様、新谷様に出演頂きました。

おにぎりせんべい しょうゆ味

株式会社マスヤ様について

株式会社マスヤ様は三重県伊勢市に本社と工場があります。営業所は全国に点在していて、東京・名古屋・大阪・福岡にあります。事業内容としては、おにぎりせんべいを中心とする米菓の製造販売をしています。

これまでの改善活動について

マスヤ様のシステム開発PJチームでは、マスヤ工場の生産性向上を大テーマとして、DXにてサポートできることはないか、日々取り組んでいます。IoTの技術を使ってセンサーからの情報を見える化や、電子日報の導入、運用サポートを行っております。

今回は電子日報(電子帳票)の導入にフォーカスして事例の話をします

竹内様-

電子日報の導入にて苦労したことは、工場では18歳から70歳まで色んな世代・属性の方が働く環境の中で、必ずしもタブレット操作が得意な方ばかりではないということがありました。

システムチームでは、タブレットの操作説明会を何度も企画したり、テスト入力時には立ち合いを行なったりしながら、とにかく丁寧に説明を行い、時間を掛けて少しずつ導入を進めてきました。

その他には、前日以前の日報から本日の日報にデータを転記したい事例があり、その機能は純正では付いていなかった為、i-ReporterとRPAソフトを組み合わせて活用して、機能開発した事例もありました。

事例)前日までのデータを夜間にRPAに抽出させて、マスタ構築し、データをi-Reporter上で検索可能にする等

改善の具体的な方法を教えてください

DXを行う足掛かりとして現場情報のデジタル化が非常に重要な要素であると考え、ConMas i-Reporterを採用致しました

情報の見える化のためには、情報を扱いやすいデジタル情報にすることがまずスタートだと思います。

いままでは紙の日報に様々な生産データや記録を行ってアナログ情報を蓄積し、デジタル情報への変換は人の手入力により行っていました。その時点で非常に多くの工数を費やす結果となっておりました。

まだ進行中の段階ではありますが、電子日報により、日報の記入と同時にデジタルデータ化ができましたので、今後はインプット工数が劇的に削減できると考えています。

更に先々ではRPAの技術を使って夜間に機械的に集約システムへのインプット作業を行うことを想定しております。

改善の効果について

転記工数の削減や紙自体の削減に大きく役立っています

竹内様-

電子日報のデータの集約システムへの転記はまだ行っておりますが、現時点でも転記工数の削減はできています。

システム導入に際して必要なデータの見直しを行ったことや、デジタル情報が扱いやすい(見やすい)ことが起因していると思います。

将来的にRPAの技術を導入できた際には日々2.5人で行っている転記作業が丸々に近いくらい削減できると思っています。

その他にも様々な効果がありました

竹内様-

例えば紙の削減です。工場では多数のラインがあり、それぞれで紙の日報を記載していました。その数は毎日100枚以上の印刷物を使用しているほどでした。

単純計算で100枚×250日としても、年間で25,000枚以上もの印刷物が蓄積されていました。それだけの紙を印刷することも大変ですし、記録を管理・保管することにも業務費用が発生していたと思います。

紙の削減は今話題のSDGsにも大きく貢献できるということもあり、企業として向かうべき方向性にもマッチしているかと思います。

動画では生地、焼成、梱包部門の各担当者が電子帳票の使用感について話をしているので是非見てみてください

ありがとうございました!

マスヤ様では、IT部門と現場が一体となり改善活動を行っています。
その結果、生産性の向上や作業効率化と現場担当者様の満足度が両立できていると感じました。

是非、インタビュー動画を見て、自社改善活動の参考にしていただければ幸いです。

マスヤ様、ありがとうございました!

【株式会社マスヤ様WEBサイト】 http://www.masuya.co.jp/

【会社概要】 http://www.masuya.co.jp/company/profi…

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