伊福精密株式会社
紙帳票には、現場内で紛失したり、汚れる、保管場所が膨張する
紛失せずに絶対に綺麗な状態で保管できる上に、紙媒体ではないので保管場所も低減
紙帳票の間違いを訂正するためのコミュニケーションに時間がかかる
作業者は手元のタブレットから不備を修正、管理者は事務所のPCから確認でき、帳票修正作業が効率化
製造現場内のあちこちに紙帳票を張り出していたので景観が見苦しい
加工方針書や設備点検表など、現場で使う紙帳票が50%削減
代表取締役社長 伊福 元彦 氏
営業部 部長 杭田 真梨子 氏
総務部 部長 伊福 照恵 氏
製造部 部長 宮本 智幸 氏
製造部 副工場長 上杉 聖 氏
執行役員 技師長 中西 純一 氏
伊福精密株式会社(以下、伊福精密)は3D金属造形サービス、切削・放電加工、精密部品加工、金型加工、試作、検査・計測業務を行う金属加工メーカーです。業界でも追従を許さない高い切削加工技術を持ち、「金属加工の駆け込み寺」とも呼ばれる企業です。
弊社の出張報告書は一度提出して終わりではありません。
一枚の出張報告書に対して複数回使用し、その度に、上司の確認も必要になるため、何度も社内を回覧します。
そのため、回覧中に紛失してしまうことも度々ありました。
しかし、i-Reporterで管理することで、紛失や確認漏れもなくなりました。
記入や回覧を忘れている人がいても気づいてあげられるので管理面でも役立っています。
特に導入効果を感じることができるのは「現場への移動が不要になったこと」です。
昔は全部紙で回覧していたので、帳票に何か変更や確認がある時に事務所から現場まで移動して、
該当する紙帳票を探して、書き直して…という作業が必要でした。
i-Reporterを導入してからは、全てパソコン上で確認、変更できるので、移動しなくていいのは大変便利です。
現場の生産数も同様にi-Reporterで管理しています。
これまでは、生産数を電話で確認したり、現場に直接行って数えたりしていましたが、
今は毎日作業者の方が入力してくれるので、移動をせずに事務所で確認できるようになりました。
i-Reporterを導入してからは、注文書に不備があった場合にかかる修正作業の時間が大幅に削減されました。
現場作業者は手元のタブレットから注文書の不備を修正し、総務部側も事務所のパソコンから内容を確認できるので、レスポンス良くやり取りができます。
紙の量、移動時間、紙帳票を探す時間が削減され、業務効率が向上しました。
今では加工方針書の発行から、出荷検査、納品までの一連の流れに加えて、設備点検表など様々なシーンでi-Reporterを活用しています。
現場担当者が1人1台iPadを持っているので、作業現場のどこからでも記入と帳票の確認が可能です。
i-Reporterの導入後、加工方針書や設備点検表など、現場で使う紙帳票が50%削減できました。
ペーパーレスを進めることができたことと同時に、紙媒体の保管場所も低減できます。
i-Reporterを導入してから、紛失しないことに加え、絶対に綺麗な状態で保管できるので、
管理側としては、見間違いなく確認できるのは嬉しい点です。
i-Reporterで紙の帳票をデジタル化して、ポンプがちゃんと動作してるか、切削液が入っているか等、
各設備の点検項目を現場作業社に人に入力してもらっています。
ロボット等の設備の点検表もi-Reporterでデジタル化しているので、チョコ停を記録して、月にどれぐらいのチョコ停があったかをデータとして残しています。
当月にどれぐらいチョコ停があって、その回数が増えてきた時には、「ロボットの位置ずれが多くなっているのでは?」などの検証にも活用しています。
設備点検表に限らず、リアルタイムで帳票を確認できるのが良いですね。
実際に現場に行って帳票を確認する必要がなく、管理室等で設備の稼働状況や、進捗状況を確認できるのですごく便利です。
まず、Boxとの連携について、
i-ReporterからBox内のExcelに直接アクセスし、データを取得する仕組みになっています。
i-Reporter帳票内に配置した検索ボタンを押すと、社内番号をキーにしてBox内の必要な情報を検索してi-Reporter帳票内に転記されます。
次にMotionBoard Cloudとの連携について、
現場作業者が加工方針書に記入した各工程のデータ・進度をMotionBoard Cloudにデータ連携して、
自動的にガントチャートが生成される仕組みになっています。
各工程それぞれの加工機、人、製品の実績データがi-ReporterからMotionBoard Cloud連携され、
ガントチャートで表示されます。
i-Reporterには既に2年分の様々な帳票データが蓄積されています。
2年分のデータなので、かなりの量の現場情報です。
これらの現場情報をMotionBoard Cloudと連携して現場担当者や管理者に見せることで、
「現場で今起きていること」がより把握しやすくなります。
そして、現状抱えている課題や問題点により早く気付ける取り組みを行っていきたいと考えております。
今回の取材の模様を動画にまとめてあるので、あわせて是非ご確認下さい。