i-Reporterの利用により正しいデータの取得とデータ分析が可能となり、生産工程の効率化を実現

タイで東南アジア圏内における生産拠点として、ハブベアリングの旋削加工、等速ジョイント外輪の鍛造・旋削・シャフトの旋削加工をメインに展開する部品加工メーカー、NTPT Company Limited（以下、NTPT）。

NTPTでの、i-Reporterを利用した課題解決事例を、ユーザーの声と共に紹介致します。

NTPT Company Limited

所在地
789/171 Moo1 Tambon Nongkham Amphur
Sriracha Chonburi 20230, Thailand

事業内容
等速ジョイント外輪の鍛造、旋削、ハブベアリングの旋削加工

NTPT Company Limitedは、タイ国チョンブリ県シラチャでインドなどを含めた東南アジアにおける製造拠点として等速ジョイント外輪の鍛造、旋削、ハブベアリングの旋削加工をメインに展開し、現地での一貫生産体制に寄与しています。

現場記録のペーパーレス化により、様々な業務を効率化

＜i-Reporter導入前の課題＞

• 紙帳票への製造数や問題事象などの記録ミスによるヒューマンエラー
• 紙帳票からのEXCELへの再入力による、作業過多

＜i-Reporter採用の理由＞

• 従来から使用しているEXCEL帳票がそのままiPadの電子帳票となるため、現場が抵抗なく使用できる
• システム導入により、データの転記・処理・確認などの作業時間が短縮可能となる

＜導入後の効果＞

• 紙への記録作業による時間ロスやヒューマンエラーが改善され、記録作業がより便利で簡単に
• バーコード読み取りによる入力システムへのアクセスや、作業工程の欠陥をタブレットで直接撮影してデータをすぐに入力できるようになった
• 作業確認の為のデータアクセスも短時間で可能となり、業務効率化に繋がった

現場の混乱を抑え、簡単に導入可能なことが最大のメリット

「以前勤めていた工場で、i-Reporterを使用したことがあり、その使いやすさを理解していたので導入を決めました。従来から使用しているEXCEL帳票がそのままiPadの電子帳票となるため、現場が抵抗なく使用でき、大きな混乱もなく導入することができています。システム導入により、データの転記・処理・確認などの作業時間が短縮したことで、従業員の労働時間削減に寄与しています」（NTPT 宇水氏）

▲ 従来使用のEXCEL帳票のままタブレットで帳票入力が可能

「紙への記録作業による時間ロスやヒューマンエラーが改善され、記録作業がより便利で簡単になりました。バーコード読み取りによる入力システムへのアクセスや、作業工程の欠陥をタブレットで直接撮影してデータを即時入力できる機能などは、大変利便性が高いです。また、作業確認の為のデータアクセスも短時間で可能となったことで、効率化が図れています」（NTPT チャナパイ氏）

▲ バーコードを読み取り帳票を開くことで、その場で必要な帳票へ必要な情報の入力が可能に

工場・製造現場における電子帳票の幅広い活用法

「作業日報や品質記録をデジタル化する事で、ストップロスの分析がしやすくなり、生産性改善に役立てています。弊社でも今後、更にIT化を進める予定です。」（NTPT 宇水氏）

NTPTでは、i-Reporterを業務利用することで、正しいデータの取得が可能となりました。
正確なデータで分析を行うことにより、生産工程の効率化の実現に繋がりました。

▲ 左から、シムトップス横山・藤堂、NTPTチャナパイ氏・宇水氏、トーマステック野崎氏・ソラヤ氏・アルンウィット氏

TOMAS TECH CO., LTD.のご紹介

NTPT様でのi-Reporter 導入には、タイで製造業およびBtoB業種向けにITシステム導入による「コスト削減」「業務効率化」を提案しているトーマステック様にご支援していただきました。

TOMAS TECH CO., LTD
CEO
野崎 涼様

当社はタイに拠点を置くシステム開発会社です。製造業、物流業、食品業、小売業など、様々な業界のお客様にデジタルソリューションを提供しています。

当社の強みは、多岐にわたる技術領域に対応できることです。PLC制御機器のプログラム開発、Windows OSおよびAndroid OSアプリケーションの開発から、クラウドサーバーアプリケーションの開発までをカバーしており、お客様に幅広い提案ができる強みがあります。

i-Reporterは、導入提案から帳票作成、インフラ整備、アフターサポートまで一貫してお客様をサポートしています。

既存システムとの情報連携や、ダッシュボード、レポート作成など、お客様の要望に応じて新たなシステム開発を行うことも可能です。お客様のビジネスニーズに合わせて柔軟なソリューションを提供いたします。

今回の導入についてのポイント

今回のi-Reporter導入において、留意をしたポイントとして2点ございます。

1点目は、お客様のタイ人スタッフ様が主導でプロジェクトを進めることができるようにすることです。
現場の細かな課題を吸い上げてシステムに落とし込む、運用段階ではi-Reporterを活用して帳票の作成などの操作がお客様自身で可能となるよう努めました。お客様のタイ人スタッフ様が主導となり、当社タイ人スタッフがサポートをする形で、プロジェクトを進めました。

2点目は、アウトプットレポートが現場で効果的に活用できる仕組みを構築することです。i-Reporterで入力した日々の生産実績から、必要な情報をサマリーレポートとして出力する機能を実現しました。
発生した問題や課題を、迅速に共有ができるようにしたことで、課題解決へのアクションへ展開できるようになりました。

以上2点のポイントを考慮したこともあって、導入後、お客様自身で新しい帳票作成を積極的に取り組んでいただいています。

「i-Reporter活用した業務効率化」を実現できるように、引き続き、各社お客様ご支援進めてまいります。

▲ 左から、シムトップス 横山・藤堂、トーマステック野崎氏・ソラヤ氏・アルンウィット氏